ハスキー
豊田市の皆さんこんにちは、箸本です。
もうすぐ、桜の季節ですね。
皆さん、お花見のご予定などございますでしょうか。
私は、妻が「去年はな、夫とな、夜桜を見に行ったん。去年はな、夫とな…」と故障したレコーダーのように繰り返すので、どこかで一度、桜を見に行こうとは思っています。
桜。
日本人の美意識に強く訴えかけるものの代表格ですね。
古文では「花」と書けば基本的に桜を指す、というくらい、古来より、日本の花と言えば桜、でした。
ご存知の方も多いかもしれないですが、日本の桜はほとんど「ソメイヨシノ」という種類です。
ちょっと理科の講師っぽい話をすると、現在日本に存在するソメイヨシノはほとんどが【クローン】です。
クローン技術は現代、例えば農業で品質の優れた作物を量産するために用いられたりしますが、
クローンなんて言葉もなかった江戸時代から、人々は「こうすりゃこの綺麗な桜と同じやつがたくさんできるんじゃないの?」と、「接ぎ木」という技術で全国にソメイヨシノを広げていった。
すごい。
ただ、ソメイヨシノという桜の特殊性として、自然の状態ではソメイヨシノ同士で子孫を残せない、というのがある。
マジか。何だその生物。
ということで、実はソメイヨシノは、人間が接ぎ木をすることによってしか繁殖できない植物、ということになります。
それってもう、生物というか、一種の人為的な芸術に近いような気もする。
実は、ソメイヨシノのように、「生物なのに、人間の手によってしかもはや生きられない」状態になった歴史を持つ生物というのは他にもいて、まあ、この話はまた明日だな。
アディオス!