子供のころ、友達と落とし穴を作って、喜んでいた。

幼いころ、落とし穴を作って、しかけた。
かたずをのんで、その落ちるシーンをイメージした。
イメージどおりのときの小さな達成感、楽しかった。
大人になった。
学習塾という職業を選択した。


大人になった僕たちは今、落ちないふたを作る番だ。



落ちないふたを絶対に作ってやる。

研修、プリント、厳しい指導、
そして、あの合格発表の最高のシーンをイメージして、
みんなで、みんなで、作るんだ。
落ちないふた、だれもが安心して通れるふた、
泥だらけの道、足を踏み外しそうな道、
だけど、だけど、僕らは作るんだ、落ちないふたを。
それが、彼らの希望の道となる。
 落ちないふたを、僕たちは作る。なんとしても作る。
でも、そのふたがある道は、「落ちやしない」と信じて、
最後に渡るのは子供たち。

だから、僕たちはこのふたとともに勇気も子供たちに与えたい。
落ちないふた、一緒に作ろう。