ハスキー
本日、私は豊橋市・鷹丘校へ。
久しぶりに、本文が校舎と何の関係もないパターンです。
今朝、起きると妻が言った。
「鬼ケーキ食べる?」
鬼ケーキ?
僕は寝ぼけた頭で考えた。
今、鬼ケーキって言った?
違うか、そんなものないか、この世には。
「節分だったかんな、恵方巻き買ったん。あと鬼ケーキ買ったん」
鬼ケーキ?
鬼ケーキでした。
妻は四季折々の行事をいつも嬉しそうに僕に知らせてくる。
「今日は大晦日だよ、うふふふ」みたいに。
まあ、知ってるけど。
今回もそういうことの一環でした。
僕は黙々と恵方巻きを食べました。
しかしまあ、節分の豆まき、っていうのも、
誰が考えたのか知らないけれど、すごい話だ。
家の中に、病気だか何だか、要するに鬼的なものがいて、
あるいはいる可能性があって、
それを豆で追い払ってしまおうと。
豆ってなあ。
それが何というか、ポップな、でもきっと切実な儀式みたいなものだった時代が、あったんだろうな。
不思議。
そんなことを考えながら、
昔の人々の思考の形式だけを借りて、
僕は心の中で呟きながら、ケーキをむしゃむしゃ食べました。
鬼は外、福は内。