ノルマという語源は、ロシアであり、ソ連時代の
コルホーズやソフホーズといった社会主義のもとに、
労働者や集団に割り当てられた標準作業量をノルマ
というのである。
それをクリアできない人間をノロマというのは、うそです。

そして、ソ連崩壊原因の一つとして、トゥフターがあると
言われている。

トゥフターとは、意図的なごまかし。
労働者が集団で作業量をごまかした。
それが、日常化してしまった。

「ノルマだけの会社」と聞くことがあるが、
実はありえないと思う。

ノルマが充満している会社は、実はトゥフターもあふれているのだ。

ノルマではない会社。それはトゥフターもない会社。

ある一方だけを目指していても成立しない。

ノルマとは、与えられたもの。
ノルマとは、クリアして、上だけが喜ぶもの。
ノルマとは、クリアしなくても、自分自身は悔しくないもの。

目標とは、自らの意思で持つもの。
目標とは、クリアした人間自らが喜ぶもの。
目標とは、クリアできなくて、悔しいもの。

ノルマの企業はいらない。

そして、目標を共有できる人たちと仕事をしたい。

目標をクリアした人を心から喜べる人がいる会社。

目標をクリアできなかったとき、心から励ます人がいる会社。

今のところ、カイタクは、そういう会社だ。

きっと自分がいる限り、この企業体制の維持はできるだろう。

しかしだ。
100年続く企業を目指すカイタクは、ある意味
自分が死んでから、本当の勝負が始まるのかもしれない。

ノルマではなく、目標を一人ひとりが強く持つ企業でなければならない。